2021 Summer

こんにちは、岸田です。

6/11,12にcontextにて開催させていただくイベントについて。

今回は夏服を６着用意することができました。

リネン糸を中心に生地を織り上げ、

１着１着縫い上げました。

もちろん同じものはなく、すべてがオリジナルです。

今回縫い上げていく中で

新しい挑戦に到達しました。

今までは生地と生地を縫い合わせる箇所は

ミシンで縫い、仕上げの処理をすべて手縫いで行っていました。

それを、なぜか縫い合わせの部分も

手縫いでやってみたいなと思い立ちました。

“なぜか”というのは、たぶんですが

夏生地の軽い雰囲気をなるべく活かして

より軽い空気感を表現できればなと感じたのかなと思います。

ミシンで５秒が、手縫いで2,30分ほどです。

まあ、時間がかかるからやらないという選択肢は

もう今更ありません。

さらにもう一つ。

より夏の軽い空気感を縫いで表現したいと思い始め、

数カ所のみですが、透けのある手縫いで仕上げてみました。

イベントでは、少し縫製箇所に注目してみても

面白いかもしれません。

あと、染めのサンプルを用意しました。

僕の服は基本的に生成りが多いです。

素材のままの色から着ていく、というのは

すごく僕にとっては自然な流れに感じるからです。

あと、服に仕立てた時点で何色かに染めてしまうのは

すごくもったいない。

着てくれる方の生活に沿って染め上げていくのが

楽しいんじゃないかな。

僕の服は仕上がった時点では一番かっこ悪い状態だと思う。

生活が刻まれていき、少しずつかっこよくなるんじゃないかな。

それを感じてもらえればと思い

僕が1年ちょい着て最近染めた服も持っていきます。

あくまでも、将来の妄想を楽しむためのサンプルとして

今回は染めを見てもらえればと思います。

では、金曜日と土曜日、お待ちしています。