pullover shirts

こんにちは、岸田です。


前回に引き続き、

shirts collectionのシャツの型を紹介します。


2型目は、

“pullover shirts”


L1003754.JPG


名前の通り、プルオーバー型のシャツです。

この型は私が気に入って普段よく着ている

ヴィンテージシャツが元ネタになってます。

確かフランスヴィンテージとのことだったと思うのですが、

ヴィンテージの知識は全然ないので確かではありません。

最近になって普段よく着ている服を

元ネタにすることがでてきたのですが、

自分の中で

“服を作る”という行為と

“服を着る“という行為との

繋がりが濃くなったことが一因になっている気がします。

はい。

今回のシャツはカフス部分が少し独特の仕様になっています。

カフスのパーツが切り分けずに、

袖パーツとヒトツナギで製作しています。

これは手織りの生地を活かすためのデザインです。

L1003768.JPG


私は生地から手織りで製作をし、

パターンもすべて自身の手で製作しています。

だからこそ生まれたデザインだと思います。

実際、私のパターンを引く能力は

パターンを専門にしている方には勝てないですし、

私より機織り職人の方が

生地を織る能力は優れているでしょう。


すべての工程にも同じことが言えると思います。

なので私は、

職人でも、デザイナーでも、アーティストでも、農家でもない。

一方で、だからこそ、

職人であり、デザイナーであり、アーティストであり、農家であれる

唯一の方法なのかなと思っています。

何言うてるねんという具合でしょうか。

とにかく、すべて自分でやる。

種を植えるところから、綿花を採取し、服になるまで。

そしてなるべくひとりひとりの手元に届くまで。

話がだいぶ逸れましたが、

そういう気持ちで作った服なので

ぜひ一度袖を通しに来てください!ということです。

ではまた。

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