7月8日

こんにちは、岸田です。


久々の更新になりました。

京都、東京でのイベントが無事に終わり、少しゆっくりしながら反省と共に次の動きを模索していました。


東京でのイベントはフォトグラファーの久野さんと合同でのイベントで、コラボの作品として”写真×裂き織り”の新たな取り組みができたのでとても良い感触を得ることができました。

またどこかの機会で作品を見ていただける機会を作れたらなと思います。

ジャンルの違うアーティストさんとのコラボは、普段の制作とはまた一歩違った刺激があるので今後も続けていきたいと思っています。

ぜひお声がけ頂ければ嬉しいです。


それで今後なのですが、とりあえず秋冬に向けて制作を進めていこうと思います。

今の所、決定しているのが11月のacht8 埼玉でのイベントです。

その前後どちらかに京都乙景でのイベントも入る予定です。

この前のイベントでキモノのシリーズを数点お披露目したのですが、

キモノのシリーズにとても手応えと可能性を感じているので、

しばらくその深掘りをしていくつもりです。


そのキモノのシリーズを進めるにあたり、

とても良い出会いがありました。

作業場から自転車で10分ほどのところに着物屋さんがあり、

着物の現状について、新たな着物の提案についてなど

お話しを聞かせていただきました。

面白かったのは昔の人は小柄だったので着物の反物の幅で裄丈(首の中心から手首)が足りていたのに、

現代の人は手足が長くなっているので幅の短い着物の反物では袖がちょんちょんになってしまうとのこと。

特に海外の人はめちゃくちゃ大柄な人がいるのでサイズが課題になるそうです。

着物の反物はその時代の人々に合うサイズで無駄が出ないように狭い幅で織っていたのかなという想像。

あと、やっぱり着なくなった着物を引き取ってもらいたいという方も沢山いるそうで、

店内には着物を解いて反物に戻したものが並んでいました。


僕の活動の概要や、新作のキモノシリーズについてお話しすると、

とても興味を持ってくださり、使われなくなった着物がどの様な姿になるのか見てみたいと

おっしゃってくださいました。

正直、着物屋さんに着物を裂きたいということを伝えるのは少しドキドキしていました。

実際、着物の生地を裂くなんてとんでもない、と思われる方もいると思いますし、

僕も流石にとんでもない着物の生地を目の前にすると裂けない気がします。

ですが、その着物屋さんのご夫婦は、実際に使われない着物が沢山出てきている現実に対して、

新しい使い道があるのであれば是非つかって欲しいという考え方でした。


早速、解いた着物の反物を数点購入させていただき、

着物の生地から作るキモノシリーズにチャレンジしようかと思っています。

着物の生地の生地感や色使いなど今までとは毛色が違うのでとても楽しみです!


今は以前に手に入れていた解体着物の裂き織り生地を縫っています。



またもう少しこまめに進捗を報告できればなと思います、、、

ではまた。

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